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テニス肘
遺品整理のお仕事をしていると重い物を持つ機会が多くなります。
お家の片付けをするので、どうしてもそれは必要不可欠なことなのです。
右腕の痛みが気になったある日、意を決して整形外科へ。
病院嫌いな私。
待合室で緊張マックスのためお腹がゴロゴロする中、いよいよ診察室。
「テニス肘ですね。」
え…? テニス…?? なんかカッコいい(*'ω'*)!!
運動音痴な私は、まさか自分にそんなカッコいい病名がつくなんて夢にも思わなかったのです。
湿布を片手に、誇らしげに病院を後にする私。
でも、仕事に影響が出ないようにストレッチしなきゃな。
遺品整理のお仕事をしていると、考えさせられることが多いです。
例えば
生前整理(片付け)の大切さ。遺されたご家族は亡くなった方の思い出を一つひとつ片付けます。
その行為は、とても時間を要します。なぜなら、思い出はなかなか処分できないからです。
それから、息子さん娘さんご依頼の親御さんの生前整理。
親御さんの気持ちが追い付いていないこともあります。
ただ、ご依頼される息子さん娘さんは、親御さんのことをとても心配されて大切に想っていらっしゃいます。
人にはそれぞれ大切なものがあります。他人から見るとただのゴミみたいなものでも、当人にとっては宝物だということも。
私共は、その思いを忘れてはいけないし、その方のお気持ちに常に寄り添いたいと考えています。
そうして、仕事を通して思うのは
自分のことは自分でしないといけない!
と、いうことです。
私に何かあったら全部捨てていいのでよろしくね
なんて言ってる場合ではありません。
自分のまわりの大切な人に迷惑をかけないために、自分のことは自分でやりましょう。